製造業ニュース 2017年1月

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■日本の会社がミャンマーのタクシー業界に進出

国際報道2016

「日本流タクシーでミャンマー進出」


■急成長するミャンマー自動車ビジネス、日系企業はどう見る

ミャンマーで日本からの中古車輸入を行う“アイビービーミャンマー社(IBB Myanmar)”のカントリーマネージャー、シートゥー氏(Mr.Si Thu Soe)にミャンマー自動車ビジネスにおける展望と課題について話を聞いた。

◆ヤンゴンでの自動車登録台数が80万台に

ミャンマーを走る自動車の90%近くが日本からの輸入中車である。

ミャンマーでは2011年の民政移管の際に、完成中古車輸入を解禁した。

更に2012年5月には個人に対する中古車輸入の大幅緩和が行われ、これが日本からミャンマーへの中古車輸入が急増する結果となった。

2011年の日本からミャンマーへの中古車通関台数は1万9621台であったが2012年には12万0805台となった。

2015年データでは商用車を含めた日本からの中古車輸入台数は14万1066台へと急増している。

ミャンマーの自動車市場は大都市ヤンゴンへの一極集中型だ。

自動車保有台数の7割がヤンゴンに集まっているといわれている。

急増した自動車による渋滞緩和と環境保護を行うため、2016年から政府は自動車の輸入を制限した。

輸入規制もあったが、ミャンマー陸運局が発表したヤンゴン管区での自動車登録台数は2016年8月末についに80万台(乗用車、商用車、2輪・3輪含む)を超えた。

◆ミャンマーの日系中古車輸出会社“アイビービーミャンマー社”

自動車が急激にここ数年で増加し、経済成長がめまぐるしいヤンゴンに進出した日系企業がある。

“アイビービーミャンマー社(IBB Myanmar)”だ。

日本の親会社である備後鈑金は1973年に鈑金塗装専門店として創業。

そのBINGOグループの海外子会社として、2014年6月にアイビービーミャンマー社が設立。

同年11月より事業をスタートした。

メインの事業内容は日本の中古車輸入ビジネスで、パーツ販売・取り付けなどのサービスも提供している。

現在は、ミャンマー人5名で運営をしており常駐している日本人はいない。

元々、日本の自動車関連会社で通訳として活躍していたミャンマー人のシートゥー氏を責任者とし、日本本社とのタイムリーな連携を行うことが他社との差別化となっている。

大手では真似ができない痒いところにも手が届くようなサービスを提供。

救急車や霊柩車などのような特殊車両の要望でも迅速に細かく対応することで、現地ディーラーとも強いネットワークを構築している。

他日系企業が行っている日本人が常駐している信頼感とは異なる形で差別化をし、顧客獲得を目指しているといえよう。

「現地ディーラーとの信頼を構築することで、お客様の立場で細かい提案も行い更に信頼関係が強くなっている」とシートゥー氏はいう。

レスポンス

■自動車各社 「最後のフロンティア」ミャンマーで事業を本格化

スズキは、ミャンマー最大の都市、ヤンゴン近郊の「ティラワ経済特区」にある工業団地で、月内に新しい組み立て工場の建設を始めます。

「スズキ」は、ミャンマーでの生産を一時中断していましたが、民主化と経済改革を受けて2013年に再開し、現在は、ヤンゴンの工場で小型トラックとミニバンを生産していて、今後、車種を増やすことも検討しています。


■ブラザー、ミャンマーに工業ミシンのアフターサービス子会社

ブラザー工業(名古屋市瑞穂区)は工業用ミシンのアフターサービスを手がける新会社「ブラザー(アジア)ミャンマー・マシナリー・サービス・センター」をミャンマーに設立し、2017年1月に営業を開始する。

 ミャンマーの縫製市場規模は年々拡大し、今後も需要の増加が予想される。

ブラザーはミャンマーでのサービスを強化し、ミシンの販拡につなげる。

■ドイツ総合化学メーカー「BASF」がヤンゴンに工場オープン

ドイツに本社を置く世界最大の総合化学メーカーであるBASF(ビーエーエスエフ)は12月15日、ミャンマー最大の商業都市ヤンゴンに化学物質を取り扱う製造工場を2017年に設立する予定であることを発表。

同社のグローバルブランドであるマスター・ビルダー・ソリューション(Master Builders Solutions)のポートフォリオを活用して、地元の建築市場向けの化学溶液を製造するという。

■ホンダ、ミャンマーで四輪車のアフターセールス事業を開始

ホンダは12月19日、ミャンマー連邦共和国において、四輪車のアフターセールス事業を開始した、と発表した。

ホンダは新たなパートナー企業となるイースタン・ノヴァ社運営のもと、四輪車の整備などのサービスを行う施設をヤンゴン市内に開設。

12月17日に施設の開所を記念する式典を行った。

 イースタン・ノヴァ社はミャンマーの現地企業として、四輪車のアフターセールスにおいて優れたノウハウを持つ。

今回、ホンダならびにアジア・大洋州地域の事業統括会社であるアジアホンダモーターカンパニー・リミテッド(タイ)と業務契約を結ぶことで、イースタン・ノヴァ社がホンダの認定代理店として、サービス施設の運営を行い、ホンダ車を所有する顧客に質の高いサービスを提供していく。

レスポンス

■キリン、ミャンマー買収効果はプレミアムビールで

キリンホールディングスは2015年8月、ミャンマーのビール最大手ミャンマー・ブルワリーを約697億円で買収した。

海外投資案件としては09年の豪州ライオンネイサン、11年のブラジル・スキンカリオール(現ブラジルキリン)の買収などに続くものだ。

 ただ、キリンは15年度に不振が続くブラジルキリンの企業価値を見直し、のれんの減損処理を計上。

約1140億円の特損が発生した。ブラジルキリンは現在、再建を急いでいる。

 また、豪州ライオンネイサンも16年9月末、ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABI)が英SABミラーを吸収合併した影響で、ABIから輸入のビールのライセンス販売を終了した。このため、シェア低下は避けがたい。

結果的にミャンマーの重要性が増している。

日刊工業新聞